1.ロッキンジャパンが中止

日本最大級の音楽ロックフェスティバルであるロッキンジャパンが中止になりました。

この結果をうけて、色々なアーティストの方が意見を表明しています。

主には、「オリンピックは開催するのに、なぜフェスは中止なのか」という内容です。

ロックフェスは、音楽好きにとっては、非常に楽しみなイベントですし、アーティストにとっても大事なイベントです。

そんなロックフェスが、開催約1か月前に中止となったことは、非常に残念です。

オリンピックは、確かに国をあげてのスポーツイベントですし、関わる人間も世界規模で沢山います。

そのため、開催中止という判断は、難しいのだと思いますし、開催してほしいと願っている人も多いです。

ただ、それはロックフェスにだって当てはまります。

特に若い世代にとっては、音楽フェスというのは、かなり楽しみなイベントだと思います。

そんなロッキンジャパンがこんなにも簡単に中止になるのはなぜなのか?

2.冷遇される日本の若者

修学旅行などの学生たちのイベントもどんどん中止になっています。

大学生も、リモート授業が多くなっています。

アルバイトもできずにいます。

若い世代の楽しみが、どんどん奪われている状況は、悲しいです。

色んなことを経験し、感性を磨く時期に、沢山のイベントや体験がなくなっていることに、とても悲しい思いになります。

それでも、やはり若い方たちは、楽しみを見つけるのが上手です。

ネットやSNSを活用し、閉塞した日常を明るくしようとしています。

これまでの大きなイベントの中止も、なんとか受け入れてきました。

そんなかで、オリンピックは開催して、音楽フェスは中止となれば、もう日本や社会に何も期待しなくなるのではないでしょうか。

この状況で、将来に希望をもてるのか、心配です。

そもそも、今の日本の若い世代の扱いは、かなり厳しいです。

国家予算のうち、教育や研究に配分されるのは、社会保障の7分の1です。

これからの日本を作るのは、今の10代~20代であるはずなのに、彼らを教育をするための費用は、国家予算のわずか5%です。

一方で社会保障は、もっとも多くの割合を占める約35%です。

この社会保障には、子育てのため支援金等も含まれますが、主なものは、医療費、介護費、年金です。

高齢者はとても厚く保護されています。

このままでは、若者は、育たず、数十年後の日本は、世界的にかなりの弱小国になるでしょう。

3.国家の若者に対する認識

少し考えれば、日本が弱体化するという予測ができるのに、なぜ、こんな状況になってしまったのか?

それは、選挙です。

国家予算の配分を決めるのは、国会議員ですが、この国会議員は選挙で選ばれます。

つまり、選挙は、国会議員の就職活動なわけです。

当選したい立候補者は、自分に入れてほしいから、投票してくれる人達のメリットになるような行動をとります。

そうしないと、自分の職がなくなるからです。

そして、現在、投票してくれる人たちの多くは、高齢者です。

だから、この高齢者に気に入られるような政策をします。

気にいられて、自分に投票してほしいからです。

選挙に行かない人達に気に入られても、自分の当選にはあまり影響ないので、この人達のメリットは後回しになってしまいます。

このような構造になっているため、近年、若い世代に向けて、選挙に行こうという呼びかけが活発になっているんです。

若い世代のため、国家予算を使うために、若い世代に投票してほしいんです。

そうしないと、日本の将来が危ないからです。

極端に言えば、誰に投票してもいいんです。

若い世代にも多くの票があることを政治家に認識させることが大事なんです。

とは言いつつ、投票は、義務ではなく、あくまで権利です。

権利を行使するかどうかは、権利者の自由です。

鬱陶しいな、と感じるぐらい、なぜ世間が投票に行けというのか、その背景をできるだけわかりやすく説明したかっただけです。


フェス中止はつらいなー!

来年は是非とも開催してほしい!

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