人見知り司法試験合格者 読解くん(ヨミトくん)のアウトプット

2021年07月

 

周りに人がいると、なんかやる気が出る時ってありません?

体育祭とかで、クラスのみんなが見てるとやる気出たり。

カフェや図書館で勉強してるときに、周りに自分と同じように、勉強してる人がいる場合とか。

 

普段全然やる気ないのに、周りに誰かがいると、なんか張り切っちゃたりする時ありますよね。

 

これって何なんでしょう?

たまたま?

 

【目次】

1.誰かいると、糸を早く巻ける

2.人前では緊張する

3.結局は慣れるしかないという絶望

4.雑感

 

1.誰かいると、糸を早く巻ける

 

そこで、こんな風に、誰かがいると、やる気が出るっていう現象を検証するために、とある実験が行われました。

 

通称、糸巻実験です。

 

い~と巻き巻きでお馴染みの糸巻です。

お馴染みかは知らんけど。

 

この実験では、まず釣り糸を巻くリールを改造し、糸巻機を作成します。

 

こういう実験内容を知ると、たびたび思うんですけど、実験の器材を作る時点で、発想力エグいなって。

 

これ調べよう!

じゃあ、こんな道具が必要だな!

よし、作ろう!

 

ってなります?

 

まず、こんな道具必要だなって、どんな道具よ?

一体どんな道具作ったらいいのよ?ってなりますよね。

僕はなります。

 

脱線しましたので、話を戻します。

 

この糸巻機を使って、一定の長さの意図を巻く作業を行います。

そして、ひとりで巻くのと、ふたりで巻くのとでは作業スピードがどれだけ変化するのかを比較したんです。

 

なるほど。

これなら、確かに、ひとりで巻くより、自分以外がいた方が、早く巻けるのか、自分以外の人の存在が作業スピードに影響するのか、分かりそうですね。

 

結果は、一人で巻くよりも、二人で巻いたほうが、スピードが速くなることが判明しました。

 

やっぱり、自分以外の人がいるって、作業に結構影響しそうですね。

 

ちなみに、こうした現象を「社会的促進」といいます。

 

この実験結果からすると、自分一人だけの場合より、自分以外の人間が周りにいた方が、やる気がでて、能力も十分に発揮できるってことになりそうですね。

 

残念。

 

そうはいきません。

 

世の中は厳しいんです。

そんな単純じゃないんです。

 

そう。

必ずしも他者の存在がいい結果を生むとは限らないんです。

 

2.人前では緊張する

 

例えば、会社でプレゼンを行う際、他者がいることで緊張してしまい、うまくプレゼンができなかったことはありませんか?

 

これはありますね~

嫌ってほどありますね~

 

就活の面接で面接官が結構たくさんいる時とかってメチャクチャ緊張しますよね。

面接会場に行く道中で、もう緊張してます。

電車の中で、呼吸の仕方がおかしくなってます。

 

学校で何かを発表するときとか、入社の挨拶とか、とにかく緊張します。

 

こんな風に、周りに人がいることによって、逆に緊張して、いつも通りに振舞えないって現象もありますよね。

 

このように他者の存在によって作業の質や量が低下する現象を「社会的抑制」といいます。

 

促進の逆は抑制です。

 

3.結局は慣れるしかないという絶望

 

でも、ちょっと待って。

 

周りに人がいるって状況は同じなのに、全く逆の効果があらわれるのは、なぜ?

どうして、社会的促進と社会的抑制がおきるの?

 

それらを分ける鍵、見つけました。

ついに発見です。

 

それは個人の習熟度です。

 

物事に対して慣れているかどうかで社会的促進と社会的抑制のいずれかが起きるというわけです。

 

これは、つまり、そりゃそうだろうなーってことですね

 

先ほどのプレゼンの例を考えると、プレゼンに慣れているAさんは、他者がいるとむしろ張り切って自分の企画を提案できますが、プレゼンに慣れていないBさんは、他者の存在が気になって緊張してしまい、自分の企画をうまく提案できません。

 

社会的抑制を避け、促進的効果を得るためには、その物事に対して経験を積むか知識を高めることが必要となるわけです。

 

結局、人前でしゃべることに慣れていれば、そんなに緊張しないだろうし、自分が詳しい分野の話であれば、ある程度自信をもって話すことができるってことですね。

 

4.雑感

 

社会的促進や社会的抑制の内容について、そんなこと知ってるわ!って感じるかもしれませんが、それでは、まだまだ甘いです。

 

重要なのは、他者がいると張り切ったり、緊張したりするのは、性格の問題が原因とは言えないってことです。

 

れっきとした人間の心理現象であり、原因を知れば、何らかの対策を立てられるってことですね。

 

今回の社会的抑制に関していえば、慣れるしかないような感じしますが、他にも、自分で考えて有効な対策を練れるかもしれません。

 

それに、緊張するのは、心理現象であり、自分が緊張しいでダメな人間なんだと、自己否定する必要はないってことです。

 

しっかりと心理学を学べば、過度に苦しむことはなくなります。

 

やったね!

12AF6A8B-80AB-4439-99EB-B7ED258A4266


人にとって、幸せとは何だろう?

将来について、不安はない?

働かずに生きていきたいと思ったことはない?

幸せが何かわからないですよね。
寝てるときは幸せかなーってくらいですかねー。

個人の幸せの形。

幸せとは何だろう?
社会的成功?

これは多分違うと断言できますね。

お金や名誉を手に入れることが幸せだと感じる人もいるし。
幸せな家庭を築くことに幸せを感じる人もいる。
ゲームをすることが幸せと感じる人もいる。
幸せは、人によって違う。

社会的成功にとらわれてはいけないですよね。

自分はどう生きていきたいのか?
目的から逆算して考えてみるといいです。

お金が欲しいのか?
自由な時間が欲しいのか?



『年収90万円でハッピーライフ』の著者である大原扁理さんは、週休5日の年収90万円で、東京の郊外に住んでいたそう。

東京で年収90万円?!
無理でしょ・・・


いや、可能なんです。
というか、これを証明したのが、大原さんです。

大原さんの目標は、「嫌なことはしたくない」

「好きなことをして生きたい」ってのは結構聞いたことあります。
でも、大原さんは、逆に、嫌いなことをしたくないだったんです。

言ってることは同じような気もしますが、要は、考え方の違いですね。

嫌なこととは、やりたくない仕事、長時間労働、自由な時間がない、といったことです。

だから、どうすれば、嫌なことを減らせるかを考えたんです。

大原さんの結論は、物欲を減らす、生活費を下げるでした。

これは優先順位の話なんですね。

自分にとって、お金と時間をどちらを優先順位が高いのか。

大原さんの場合は、極端ですが、自分の時間を優先したんです。

大原さんにとっては、自由が大事であり、大原さん自身、1人が好きで、世間体を気にしない楽観的なタイプだったんです。

そして、大原さんにとって重要なのは、好きなことで生きていくことではなかったんです

重要なのは、嫌なことで死なないことなんです。

じゃぁどうすれば、年収90万円で生きていけるのか。

結構は地方ならいけるだろうけど、都内では無理じゃね?って感じですよね。
でも冷静に考えると、結構いけそうです。

衣食住でいえば、服は、現代においては、安く手に入ります。ユニクロは素晴らしいと再認識しますね。

食費は、1か月で1万円です。

基本的には、玄米、みそ汁、漬物、その他おかず1品だそうです。

その他にも色々と料理するようだが、やはり少食なんだそうです。

少食は、体調管理という面では、効果的です。
食べ過ぎると、体調を崩してしまいますよね。
少食であることは、食費や健康という点で、ベストといえます。

大原さんが住んでいた場所は、東京の郊外、家賃2.8万円、共益1500円の風呂トイレ付の5畳1R。

そして、水道光熱費、Wi-Fiで、月1万5000円程度

加えて、その他の出費で、月1~2万円

合計すると、月6~7万円の出費です。

年収90万円だとすると、月収は7.5万円なので、しっかり1か月生活することができています。

結構いけるもんですね、年収90万円で。

ただ、納税や年金はどうしているのか?

税金については、年収90万円ぐらいだと、行政から無視されるそうです!


マジかよ!
無視すんのかよ。


年金については、申請により免除されているんだそうです。
こういう情報は、ちゃんと面倒くさがらずに収集しといて方がいいですね。

もちろん、本書が売れたことにより、収入が増えたため、その後にしっかり納税はしているそうです。

週休5日だと、休みの日は一体何をしているのか?

無料のものを利用しまくる。

図書館にいって読書を楽しんだり、公園でのんびりしたり、散歩したり。

都会で、こんな遊びをしている人は、あまりいないですね・・・
でも、よくよく考えてみると、確かに、我々は本当に自分が望んだものに時間とお金を費やしていますかね?
本当は行きたくない飲み会に行って、時間とお金を無駄にしてるんじゃないか、と言われると、沈黙してしまいます・・・・

執筆業も増えているらしいです。

大原さんは、読書家であり、様々なジャンルを読み、沢山の文章に触れているからか、著者の書く文章は、非常に面白いんです。

生活に不安はないのか疑問になるが、一応、貯金はあるので、不安はないようです。

貯金がないと、人は不安になり、日常のパフォーマンスに影響が出ますよね。

人は、貯金によって、精神が安定します。




企業に雇用され、収入を安定させ、さらに収入が増えるように頑張る、といった生き方も間違いではありません。

しかし、今は、ネットのおかげで選択肢が広がってきています。

低い生活費で、自分の好きなことを発信して生きる、という生き方は、選択肢として確立しつつあります。

ネットで発信するメリットが多いです。

フィードバックをもらえる。

価値観が近い人とつながれる。

お金を稼げる。

本気でやれば、半年から1年ぐらいで、月5万円ぐらい稼げるようになる。

世間体を気にしなければ、向いている生活ですね。

昔はできませんでした。

好きなこと、得意なことを発信してお金を稼げる現代に生きることは幸福ですよね。

この生き方が正解で最強、というわけではないですが、大事なのは、選択肢を多く持てるということです。

昔は、限られた選択肢しかなく、それが失敗したり、向いていないとなると、どうしようもなかったんです。

だからこそ、プレッシャーも強かったんですよね。

今は、違います。

選択肢があるということが、精神的な安定をもたらし、パフォーマンスの質を向上させます。

結論として言いたいことは、頑張ることはいいことだが、「頑張らなきゃ」と自分に嘘をついて無理をする必要はない、ということです。

自分の人生を幸せにするかどうかを決めるのは、他人の評価ではなく、自分次第ですね。
7F529DAB-5C7C-49E3-90E8-C42C1E7EF6D7

何かの組織やグループに属していると、自分の意見が言いにくい時がありませんか?

新人だったり若手だったりすると、確かに立場的に、発言しにくいってことがあるかもしれませんが、そうでなくても、なんとく自分の意見が言いにくいってことありますよね。

 

人はなぜか、グループや組織に服従してしまう。

同調してしまう。

 

本当は、違う意見を持っているのに・・・

 

【目次】

1.日本は特に強い「同調」

2.集団の判断が個人の判断よりも良いとは言い切れない

3.雑感

 

1.日本は特に強い「同調」

 

人間は、グループで何かを決める時、本心では違うことを思っているのに、周囲にあわせて同調してしまうことがありますよね。

 

こうした上辺だけの同調のことを「外面的同調」といいます。

 

例えば、これからみんなでカラオケ行こうと盛り上がっている時に、本当は行きたくないんだけど、「断ったら場をシラケさせてしまいそう」とか「付き合いの悪い奴と思われそう」と感じて、結局、一緒にカラオケに行ってしまう。

そんで、全然楽しめなくて、時間もお金も無駄にしてしまうってことありますよね。

 

逆に、周囲の意見が正しいと思って、同調することを「内面的同調」といいます。

 

この「外面的同調」ってのが、いわゆる服従行動に影響するんですね。

 

たとえば、企業ぐるみの不正行為は、服従行動によって発生すると言っていいですよね。

本当は、良くないことだと分かっていても、「会社のため」とか「自分の立場を悪くしたくない」とか考えて、上司に命じられるまま、不正に加担してしまうんですね。

こんな時は、人間は冷静な判断ができなくなっています。

悪いことはしてはいけない、ということより、会社での自分の立場の方が大事だと考えてしまうんです。

不正がばれた時のデメリットまで考えが及ばなくなってしまうんですね。

 

権威への服従を引き起こす力を「社会的勢力」といいます。

 

これは、5つに分類することができます。

報酬を与えることで服従を促す「報酬勢力」

上司や先輩など目上の立場であることを利用する「正当勢力」

相手の好意や敬意を利用する「参照勢力」

その分野の専門家であることで服従を起こさせやすくする「専門勢力」

相手に罰を与える権利を持つ「強制勢力」

 

このように5つに分類することができます。

全て、なんとなく身に覚えのあるものですね。

組織にいる以上、これらの勢力を味わったことがある人は多いでしょう。

 

普段は、善良で、しっかりとしか規範意識がある人でも、こうした社会勢力に組み込まれると、間違っていると分かっていても、服従してしまうことがあるんですね。

 

2.集団の判断が個人の判断よりも良いとは言い切れない

 

さらに、個人だと正しい判断ができるのに、集団で協議すると間違った判断を下してしまうことがあります。

 

これは、「集団的浅慮」といわれています。

集団だと考えが浅はかになるんですね。

「三人寄れば文殊の知恵」って言葉がありますけど、集団になると、アホになるんですね。

それはなぜか?

みんなの知恵を集めれば、いい答えを導き出せそうなのに。

 

「集団的浅慮」を提唱した心理学者ジャニスによると、集団的浅慮はメンバーの結束力が強く、反対意見の出にくい閉鎖的な集団に発生しやすいそうです。

 

「集団的浅慮」が起きる兆候としては、自分たちは大丈夫という無根拠な過信、外部からの忠告の軽視、自分たちにとって不都合な情報や反対意見の遮断があります。

これらを改善しなかった場合には、意思決定のプロセスにおいて、「他の案を充分に検討しない」「その案が抱えるリスクやコストが検討されない」「非常事態での対応策を考えない」といった問題が起きます。

 

ジャニスは、過去のアメリカ政府がおこなった政策における意思決定プロセスを分析しましたが、これは、民間企業にも言えることです。

例えば、工場などで以前からその危険性や問題が指摘されていたにもかかわらず、組織がこれを軽視した悔過、重大な事故を引き起こしてしまったというのも、集団的浅慮の代表的な一例です。

 

3.雑感

 

これからは、個の時代が来ます。

組織に頼らない働き方がどんどん生まれてきています。

副業の収入が、徐々に本業の収入を超えるようになれば、過度に組織に依存する必要はなくなり、服従することもなくなるでしょう。

そうすれば、組織の人間を気にすることなく、自由な言動をすることができます。

それによって、結果的は、良い成果を出すこともできるかもしれません。

確かに、組織は、ある程度、個人を保護してくれますが、その代償として、個性を奪うこともあります。

それに、これからの時代は、企業の新陳代謝が早くなります。

会社の言うことを忠実に守っていたとしても、その会社がなくなるかもしれません。

自分の能力で生きていく力を身につけることが、これからは必要になってくるのではないかと、考えたり、考えなかったりします。

 

 

F7E86FDC-45F5-45F7-93D6-4D47FB39EFAF

1.ロッキンジャパンが中止

日本最大級の音楽ロックフェスティバルであるロッキンジャパンが中止になりました。

この結果をうけて、色々なアーティストの方が意見を表明しています。

主には、「オリンピックは開催するのに、なぜフェスは中止なのか」という内容です。

ロックフェスは、音楽好きにとっては、非常に楽しみなイベントですし、アーティストにとっても大事なイベントです。

そんなロックフェスが、開催約1か月前に中止となったことは、非常に残念です。

オリンピックは、確かに国をあげてのスポーツイベントですし、関わる人間も世界規模で沢山います。

そのため、開催中止という判断は、難しいのだと思いますし、開催してほしいと願っている人も多いです。

ただ、それはロックフェスにだって当てはまります。

特に若い世代にとっては、音楽フェスというのは、かなり楽しみなイベントだと思います。

そんなロッキンジャパンがこんなにも簡単に中止になるのはなぜなのか?

2.冷遇される日本の若者

修学旅行などの学生たちのイベントもどんどん中止になっています。

大学生も、リモート授業が多くなっています。

アルバイトもできずにいます。

若い世代の楽しみが、どんどん奪われている状況は、悲しいです。

色んなことを経験し、感性を磨く時期に、沢山のイベントや体験がなくなっていることに、とても悲しい思いになります。

それでも、やはり若い方たちは、楽しみを見つけるのが上手です。

ネットやSNSを活用し、閉塞した日常を明るくしようとしています。

これまでの大きなイベントの中止も、なんとか受け入れてきました。

そんなかで、オリンピックは開催して、音楽フェスは中止となれば、もう日本や社会に何も期待しなくなるのではないでしょうか。

この状況で、将来に希望をもてるのか、心配です。

そもそも、今の日本の若い世代の扱いは、かなり厳しいです。

国家予算のうち、教育や研究に配分されるのは、社会保障の7分の1です。

これからの日本を作るのは、今の10代~20代であるはずなのに、彼らを教育をするための費用は、国家予算のわずか5%です。

一方で社会保障は、もっとも多くの割合を占める約35%です。

この社会保障には、子育てのため支援金等も含まれますが、主なものは、医療費、介護費、年金です。

高齢者はとても厚く保護されています。

このままでは、若者は、育たず、数十年後の日本は、世界的にかなりの弱小国になるでしょう。

3.国家の若者に対する認識

少し考えれば、日本が弱体化するという予測ができるのに、なぜ、こんな状況になってしまったのか?

それは、選挙です。

国家予算の配分を決めるのは、国会議員ですが、この国会議員は選挙で選ばれます。

つまり、選挙は、国会議員の就職活動なわけです。

当選したい立候補者は、自分に入れてほしいから、投票してくれる人達のメリットになるような行動をとります。

そうしないと、自分の職がなくなるからです。

そして、現在、投票してくれる人たちの多くは、高齢者です。

だから、この高齢者に気に入られるような政策をします。

気にいられて、自分に投票してほしいからです。

選挙に行かない人達に気に入られても、自分の当選にはあまり影響ないので、この人達のメリットは後回しになってしまいます。

このような構造になっているため、近年、若い世代に向けて、選挙に行こうという呼びかけが活発になっているんです。

若い世代のため、国家予算を使うために、若い世代に投票してほしいんです。

そうしないと、日本の将来が危ないからです。

極端に言えば、誰に投票してもいいんです。

若い世代にも多くの票があることを政治家に認識させることが大事なんです。

とは言いつつ、投票は、義務ではなく、あくまで権利です。

権利を行使するかどうかは、権利者の自由です。

鬱陶しいな、と感じるぐらい、なぜ世間が投票に行けというのか、その背景をできるだけわかりやすく説明したかっただけです。


フェス中止はつらいなー!

来年は是非とも開催してほしい!

24B71601-5D55-478D-8D6B-503552BFB71E

「なんか知らない荷物が届いた」「頼んだ覚えがない商品だったけど、代金請求された」なんてことを経験した人も多いかと思います。

それは「送りつけ商法」という悪徳商法かもしれません。

送りつけ商法とは、注文していない商品を、一方的に送りつけて代金を請求する手口の悪徳商法です。

令和の時代でもまだこんな手口が?!と思いますが、コロナの影響で在宅が増えた状況を狙って、むしろ送りつけ商法の件数は増えています。

送りつけられてきた商品をどうしたらいいのか?って感じですよね。

勝手に処分したら後で代金請求されるんじゃないか?とか。

でも、家で保管しておくのも負担になるし、送り主に連絡するのもメンドいし。

さて、どうしたものか、って感じですが、

結論から言うと、勝手に処分して大丈夫です。

届いたその日に、ゴミ箱へポーイッで全然OKです。

これが令和3年7月6日に施行された改正特定商取引法の内容です。

 

【目次】

1.改正前の送りつけ商法の対応

2.改正後の送りつけ商法の対応

3.具体的な対応

 

1.改正前の送りつけ商法の対応

 

これまでの法律だと、勝手に送られてきた商品は、受け取ってからすぐには処分できなかったんです。

受けっとった側で、14日間は開封せず保管しなければならなかったんです。

14日間経過すれば、処分できるんですが、その間は保管してなきゃいけないって結構ダルイですよね。

こっちが頼んだわけでもなく、勝手に送りつけといて、14日間も保管しなきゃいけないって、おかしいですよね。

改正前の特定商取引法

59条 (売買契約に基づかないで送付された商品)

1 販売業者は、売買契約の申込みを受けた場合におけるその申込みをした者及び売買契約を締結した場合におけるその購入者(以下この項において「申込者等」という。)以外の者に対して売買契約の申込みをし、かつ、その申込みに係る商品を送付した場合又は申込者等に対してその売買契約に係る商品以外の商品につき売買契約の申込みをし、かつ、その申込みに係る商品を送付した場合において、その商品の送付があつた日から起算して十四日を経過する日(その日が、その商品の送付を受けた者が販売業者に対してその商品の引取りの請求をした場合におけるその請求の日から起算して七日を経過する日後であるときは、その七日を経過する日)までに、その商品の送付を受けた者がその申込みにつき承諾をせず、かつ、販売業者がその商品の引取りをしないときは、その送付した商品の返還を請求することができない。

2 (以下略)

相変わらず、法律の条文って読みにくいですね。

これってつまりは、勝手に商品を送りつけてきた場合、送ってきた側は、14日間は、返還の請求をできるよっってことです。

つまり、裏を返すと、送ってきた側が、14日間は返還を請求することができるので、その間は、受けとった側は、商品を保管しといてね、処分しないでねってことです。

14日間とはいえ、処分できないってのはメンドいですよね。

 

2.改正後の送りつけ商法の対応

 

この14日保管ルールが、改正により、無くなりました。

改正された法律が適用されるのが、令和3年7月6日からなので、これ以降に送りつけられた商品が対象となります。

極端に言えば、受け取ったら、捨ててもいいし、勝手に使ったり、食べたりしても大丈夫です。

送った側は返還請求することができないので、弁償ってこともありません。

改正後の特定商取引法

59条 (売買契約に基づかないで送付された商品)

1 販売業者は、売買契約の申込みを受けた場合におけるその申し込みをした者及び売買契約を締結した場合におけるその購入者(以下この項において「申込者等」という。)以外の者に対して売買契約の申込みをし、かつ、その申込みに係る商品を送付した場合又は申込者等に対してその売買契約に係る商品以外につき売買契約の申込みをし、かつ、その申込みに係る商品を送付した場合には、その送付した商品の返還を請求することができない。

2 (以下略)

 

59条の2(新設)

販売業者は、売買契約の成立を偽ってその売買契約に係る商品を送付した場合には、その送付した商品の返還を請求することができない。

これまた読みにくいですが、勝手に送りつけてきた商品について、送った側は「返せ」って言えないよってことです。

だから、受け取ったらもう処分しちゃって大丈夫です。

例えば、「不要な場合は返送してください。送料は元払いで。」とか、「返送がなければ購入したとみなします」とか書かれてても大丈夫です。

いらないモノだったら捨てちゃいましょう。

 

3.具体的な対応

 

このように、送りつけられた商品は、すぐに処分してしまって問題ありませんが、無用なトラブルに巻き込まれないためには、不審な、詳細不明な宅配便などは受け取らない、という方法が一番良いでしょう。

特に、代引き等でお金を支払ってしまうと、たとえ法的手段を取ろうとしても、現実的にお金を取り返すことは難しいですし、時間もかかります。

それでも、例えば、家族の誰かが注文したモノの可能性もあります。

その際は、受取保留にしましょう。

そうすれば、不在扱いになるので、もしも正当なモノであれば、再配達の依頼ができます。

A0069164-72B2-4A17-96F9-7080A16F5321

このページのトップヘ